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2.<ミャンマー語の結合⽂字>

こんにちは、カルチスタッフです。

前回はミャンマー語の「基本の⽂字」をご紹介しました。
「基本の⽂字」には⼦⾳字・独⽴⺟⾳字・⺟⾳記号などの種類があることがわかったと思います。
今回は、「基本の⽂字」を組み合わせて表⽰される「結合⽂字」について⾒てみましょう。
ミャンマー⽂字は2 種類の要素の組合せによって構成される表⾳⽂字です。

ベース:単独で⾳節を表すことのできる要素。
⼦⾳字と独⽴⺟⾳字がある。
マーク:単独では⽤いられず字の前後左右のいずれかに付く要素。
主に何を表すかによって⼦⾳補助記号、⺟⾳記号、声調記号に分けられる。

「結合⽂字」は次のルールにより構成されます。20191007blog01

1 ⾳を表すのにベースの要素は必須ですが、マークは表す⾳によって、つく場合とつかない場合があります。
もう少し具体的な例を⾒ていきましょう。

例1)⼦⾳字の後に⼦⾳補助記号がつき、前後に⺟⾳記号、その後に末⼦⾳記号、声調記号が続く場合20191007blog02

例2)⼦⾳字の前に⼦⾳補助記号、上と後に⺟⾳記号がつき、さらに声調記号が続く場合20191007blog03

次に、ミャンマー語の結合⽂字の特徴的な例をご紹介します。
ミャンマー⽂字を表⽰するときに特に気をつけるのは、⼦⾳補助記号0x103C の扱いです。

0x103C の基本の形を⾒てみましょう。20191007blog04

次に、0x103C が、⼦⾳字と組み合わさった場合を⾒てみます。
0x1000 と組み合わさった場合と、0x1001 と組み合わさった場合で、0x103C の⽂字の幅が変わりました。20191007blog05

さらに、⼦⾳と、⼦⾳補助記号0x103D と組み合わさった場合はこのようになります。20191007blog06

以上のように、0x103C という1つのUnicode でも、前後に来る⽂字によって、表⽰する形を変える必要があります。

ここでは「ミャンマー語の結合⽂字」についてご紹介しました。
次回は⽂字の結合がどのようなルールで起こるのかについて説明したいと思います。

カルチスタッフ

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