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3.IVS対応フォント:異体字のコレクション

こんにちは、カルチスタッフです。

前回はIVS対応フォントで扱う異体字について説明しました。

今回は異体字のコレクションについて説明したいと思います。

IVS対応フォントには具体的にどのような文字が含まれているか、という情報は、Unicodeコンソーシアム(Unicode Consortium)に登録されています。現在、下記の組織がコレクションとしてそれぞれ異体字を登録しています。

 ・Adove-Japan1(アドビシステムズ社)

 ・Hanyo-Denshi(汎用電子情報交換環境整備プログラム)

 ・KRName

 ・Moji_Joho(文字情報技術促進協議会)

 ・MSARG (マカオ特別行政区政府)

リンクから、Unicodeコンソーシアムに登録されている異体字のコレクションを確認することが出来ます。

Adove-Japan1コレクションでは、0x3402の文字に対して、異体字を3つ登録しています。

Hanyo-Denshiコレクションでは登録は2つです。

コレクションによって登録されている異体字の種類や数には違いがあります。

Adove-Japan1コレクションでは、【邉】という文字に15個もの異体字が登録されています。

今までこれらの文字をコンピューター上で使い分けることは難しいことでしたが、IVS対応フォントを使用するとコードを入力することで15種類の【邉】を使い分けることが出来ます。

ここまで、異体字のコレクションについて説明をしてきました。

IVS対応フォントについてご質問・ご相談などございましたら、お気軽にお問い合わせください。

カルチスタッフ

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