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1.ビットマップフォントのフォーマット

こんにちは、カルチスタッフです。

 

今回はビットマップフォントのフォーマットについてご紹介したいと思います。

カルチでは、お客様のご使用の環境に合わせて様々なフォーマットでフォントを提供しております。

 

既存の環境で、フォントのリプレースを行うようなケースでは、資料をご提供いただき、既存のフォーマットに合わせてフォントを作成いたします。

 

一方、新規開発案件などで、フォントのフォーマットが決まっていない場合などは、カルチで使用しているフォントフォーマットをご提案いたします。

 

フォントフォーマットには様々な形がありますが、大きく3つに分けてご紹介したいと思います。

 

 ①フォントを1つのバイナリ形式ファイルとして使用する場合のフォーマット

 ②フォントを1つのテキスト形式ファイルとして使用する場合のフォーマット

 ③フォント情報をプログラムに組み込んで使用する場合のフォーマット

 

それぞれのメリットとデメリットをご紹介します。

 

①フォントを1つのバイナリ形式ファイルとして使用する場合のフォーマット

メリットはファイルサイズが小さくなることです。

フォントを使用するプログラムの初期処理でフォントファイルを読み込んで使用します。

フォントを使用するプログラムからは独立しているので、フォントの変更、修正等を行う場合にフォントファイルの置き換えのみで対応することが出来ます。

一方で、バイナリエディタを使用しないとファイルの中身を表示させることが出来ません。また、中身を見たとしてもどのような文字がどのような順番で収録されているか等は見ただけではわからないため、収録文字などの情報は別で管理することが必要になります。

 

 

②フォントを1つのテキスト形式ファイルとして使用する場合のフォーマット

バイナリ形式のファイルに比べてファイルサイズは大きくなりますが、パソコン上のテキストツールで内容を見ることが出来ます。コメント等で文字数、文字セット等の概要を書き込むことも出来るため、管理しやすい形式と言えます。

①と同様にフォントを使用するプログラムの初期処理でフォントファイルを読み込んで使用します。フォントを使用するプログラムからは独立しているので、フォントの変更、修正等を行う場合にフォントファイルの置き換えのみで対応することが出来ます。

一方で、容易に編集できるため、間違えて上書きしたりしてしまうリスクがあります。

 

③フォント情報をプログラムに組み込んで使用する場合のフォーマット

フォントを使用するプログラムに直接フォント情報を組み込むため、読み込み処理が不要です。ファイルサイズも小さくなります。

プログラムに組み込んで使用することになるため、フォントの変更、修正等を行う際にはプログラムをコンパイルし直す必要があります。

 

どのフォーマットを使用するかは、お客様の環境により様々です。

 

ビットマップフォントのフォーマットについてご質問・ご相談などございましたら、お気軽にお問い合わせください。

 

カルチスタッフ

 

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