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1.TTFファイルフォーマットの概要

こんにちは、カルチスタッフです。

今まで、さまざまなビットマップフォントのフォーマットについてお伝えしてきましたが、今回からは、アウトラインフォントのフォーマットについてお話してみたいと思います。

始めに、ビットマップフォントと比較したアウトラインフォントのデータ形式を簡単説明していきます。

ビットマップフォーマットがドットの集合で文字を表しているのに対し、アウトラインフォントは線のデータで文字を表しています。

(ビットマップフォントについてはこちらもご参照ください。)

    

上のような8×8の領域にXという文字を表す場合、ビットマップフォントは、

のように、座標に該当するマスが白か黒かをビットのON or OFFで指定することで文字を表します。

一方アウトラインフォントは、

①始点1(1,1)

②終点1(6,6)

③始点2(1,6)

④終点2(6,1)

のように、始点と終点の座標を指定することで文字を表します。実際のアウトラインフォントはより複雑なデータで、曲線や直線をあらわしています。

次に、アウトラインフォントのファイル形式の1つである、TrueTypeFont(TTF)のファイルフォーマットについて概要を説明します。

TTFファイルは複数のテーブルから成り立っています。大きく分けると以下のように分類されます。

それぞれのテーブルには以下のような情報が格納されます。

①オフセットテーブル:バージョン番号やフォント内のテーブル数を格納

②テーブルディレクトリ:フォント内の各テーブルのタグ名・開始位置(オフセット)・サイズを格納

③タグテーブル:フォントに関する様々な情報が格納されたタグ(名前)付きのテーブル

ここまで、TTFファイルフォーマットの概要について説明しました。

TTFファイルのフォーマットについてご質問・ご相談などございましたら、お気軽にお問い合わせください。

カルチスタッフ

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