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4.<ミャンマー語の⽂字結合のしくみ2>

こんにちは、カルチスタッフです。

前回に引き続き、どのような仕組みでミャンマー語の⽂字が結合するのかを⾒ていきましょう。
⼿順は次の4つです。

(1)ミャンマー語の単語を⾳節で区切る
(2)変形しやすいように⽂字を並べ替える
(3)フォントファイルに収録されている情報に基づいて⽂字を変形する
(4)フォントファイルに収録されている情報に基づいて記号の位置を調整する

今回は、
(2)変形しやすいように⽂字を並べ替える
について説明したいと思います。

並べ替えは、⾳節の中だけで起こります。
⾳節について詳しく知りたい⽅は3.<ミャンマー語の⽂字結合のしくみ1>を復習してください。

■並べ替えのための【種別】をつける■
⽂字1つ1つに、「前1」「前2」「上」「ベース」「なし」の【種別】をつけて、分類していきます。

①【種別】が「前1」「前2」となる⽂字
「前1」「前2」の種別がつく⽂字は、次の3⽂字です。20191021blog01

②【種別】が「上」となる⽂字
「上」の種別がつく⽂字は、⾳節の中の⽂字の位置によって決まります。
⾳節の先頭3⽂字が、下記に⽰す⽂字だった場合、その3 ⽂字は種別が「上」になります。20191021blog02

③【種別】が「ベース」となる⽂字
「ベース」の種別がつく⽂字は、⾳節の中の⽂字の位置によって決まります。
「上」「前1」「前2」を除いた⾳節の先頭の⽂字が「ベース」となります。
また、「上」「前1」「前2」を除いたとき、「ベース」の次の⽂字が[⼦⾳補助]の場合、
その[⼦⾳補助]の種別も「ベース」となります。

例1)⼊⼒Unicode が0x1000+0x103C+0x103E の場合
まず、⾳節の先頭⽂字の種別が「ベース」となります。
次に、種別[前2]を除いて考えると、「ベース」の次の⽂字が[⼦⾳補助]であるため、この⽂字の種別も「ベース」となる。20191021blog03

④【種別】が「なし」となる⽂字
前述の①〜③までで、【種別】が決まっていない⽂字はすべて「なし」の種別をつけます。

■並べ替えの順番■
【種別】に従って並べ替えを⾏います。
図で表すとこのようになります。20191021blog04
下の図をみてください。ミャンマー語の⽂字を⼊⼒するときは、⼦⾳の次に⺟⾳を⼊⼒しますが、結合⽂字は、⺟⾳記号が先に表⽰されています。
⽂字の並べ替えをすることによって、このような結合⽂字が表⽰できることがわかると思います。20191021blog05

■⽂字を並べ替えてみよう■

3.<ミャンマー語の⽂字結合のしくみ1>で使⽤した例で、⽂字を並べ替えてみます。
ミャンマー語で「学⽣」という単語です。blog-myanmar_001gakusei
⾳節に分けると以下のように3 ⾳節にわかれます。20191021blog06
次に⽂字を並べ替えます。並べ替えは⾳節ごとに⾏います。
1⾳節⽬の4⽂字を並べ替えてみます。
まず、それぞれの⽂字に並べ替えのための種別をつけます。20191021blog07

①【種別】の「前1」「前2」に該当する⽂字に種別をつけます。
②【種別】が「上」に該当する⽂字はありません。
③⾳節の先頭⽂字の【種別】が「ベース」になります。
④①〜③までで【種別】がついていない⽂字は「なし」とします。
次に、【種別】に従って並べ替えを⾏います。20191021blog082⾳節⽬、3⾳節⽬も同様に【種別】をつけます。20191021blog092⾳節⽬、3⾳節⽬には、並べ替えは起こりません。
結合⽂字と並べ替え後の⽂字の関係を⾒てみるとこのようになります。20191021blog10

並べ替えを⾏うことで、⼊⼒した⽂字列の1⾳節⽬が、結合⽂字の形に近づいたことがわかってきたと思います。
次は、⽂字の変形について説明したいと思います。

カルチスタッフ

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