9.252017
2.<ヒンディー語の結合文字>
こんにちは、カルチスタッフです。
前回はヒンディー語の「基本の⽂字」をご紹介しました。
「基本の⽂字」には⼦⾳字・⺟⾳字・⺟⾳記号などの種類があることがわかったと思います。
今回は、「基本の⽂字」を組み合わせて表⽰される「結合⽂字」について⾒てみましょう。
「結合⽂字」は⼤きく2つに分けられます。
⼦⾳字と⺟⾳記号が結合する場合と、複数の⼦⾳字が結合する場合です。
例をご紹介します。
■⼦⾳字と⺟⾳記号が結合する■
(1)⺟⾳記号が、⼦⾳字の前や後ろにつく
(2)⺟⾳記号が、⼦⾳字の上や下につく
(3)⼦⾳字の形が変形する
■複数の⼦⾳字が結合する■
(1)⼦⾳字の結合に⽋かせない記号【ハラント】
⼦⾳字の結合例を紹介する前に、⼦⾳字の結合に⽋かせないハラント記号について説明したいと思います。
ハラント記号は、2つの⼦⾳字を「結合⽂字」にする場合に使⽤する記号です。
単に⼦⾳字を連続して記述する場合は「結合⽂字」になりませんが、2つの⼦⾳字の間にハラントを挟むことで「結合⽂字」になります。下記の例では「結合⽂字」になった場合にハラント記号が省略されています。(2)⼦⾳字の結合の種類
2つの⼦⾳字の「結合⽂字」では、⼀部の⽂字が、レーパフォーム、下フォーム、半⼦⾳字フォームといった特殊な形に変化します。
① レーパフォーム
レーパフォームに変形する⼦⾳字は (0x0930)だけです。
レーパフォームに変形した⼦⾳字と、基本形の⼦⾳字が結合して1⽂字のように表⽰されます。② 下フォーム
下フォームに変形する⼦⾳字は (0x0930)だけです。
下フォームに変形した⼦⾳字と、基本形の⼦⾳字が結合して1⽂字のように表⽰されます。
下フォームは、結合する基本形の⼦⾳字によって2つの形をとります。③ 半⼦⾳字フォーム
半⼦⾳字フォームに変形する⼦⾳字は数多くあります。
以前 1.<ヒンディー語の基本の⽂字> でご紹介した代表的な⼦⾳字33⽂字のうち、
以下の8⽂字以外はすべて半⼦⾳字フォームに変形します。
<半⼦⾳字フォームに変形しない⼦⾳字:8 ⽂字>半⼦⾳字フォームに変形した⼦⾳字と、基本形の⼦⾳字が結合して1⽂字のように表⽰されます。④ その他の⼦⾳字の結合
⼦⾳字の「結合⽂字」のなかには3つ以上の⼦⾳字から成るものもあります。ここでは代表的な「結合⽂字」についてご紹介しました。
ヒンディー語の⽂字の複雑さがおわかりいただけたのではないでしょうか。
実際のヒンディー語の⽂章では、複数の⼦⾳字が結合したものに、さらに⺟⾳記号が結合するなど複雑な例も⾒られます。
次回は⽂字の結合がどのようなルールで起こるのかについて説明したいと思います。
カルチスタッフ