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5.ハングルビットマップフォントの作成方法

こんにちは、カルチスタッフです。

 

前回は、韓国語文字セット「KSX1001」に含まれる非漢字についてご紹介しました。

今回はカルチでのハングル文字ビットマップの開発の様子をご紹介したいと思います。

 

ハングル文字は、子音19種類、母音21種類、パッチム27種類の組み合わせで全ての文字が成り立っています。

 

また、ビットマップフォントは、限られたドット数で文字をデザインする必要があります。

制約の中で可読性をあげるためには、パーツごとのデザインを統一することが大切だと考えています。

 

  • 母音(右上のパーツ)の横棒の高さ・パッチムの高さが統一されていない。

  • 母音・パッチムの形を統一

1文字ずつ見ているとわかりにくいですが、パーツ順に並び替えると、パーツの形が統一されている方がすっきりと見やすくなっているのがわかります。

 

カルチでは、文字をパーツ順に並び替えて、チェックと修正を繰り返すことで、数千あるハングル文字を効率良く作成しています。

 

①パッチムがつかない文字を作成するときの並び

  • 母音順:母音の形が統一されるようチェックするときの並び順

         

  • 子音順:子音の形が統一されるようチェックするときの並び順

         

 

②パッチム付きの文字(左右)を作成するときの並び

  • パッチム順:パッチムの形が統一されるようチェックするときの並び順

         

  • 子音順:子音の形が統一されるようチェックするときの並び順

         

  • 母音順:母音の形が統一されるようチェックするときの並び順

         

 

③パッチム付きの文字(上下)を作成する

  • パッチム順:パッチムの形が統一されるようチェックするときの並び順

        

  • 子音順:子音の形が統一されるようチェックするときの並び順

         

  • 母音順:母音の形が統一されるようチェックするときの並び順

         

 

このように文字の並び順を変えながら何度もチェックを繰り返すことで、小さい文字でも読みやすい、高品質のビットマップフォントを開発しています。

 

韓国語の表示についてご質問・ご相談などございましたら、お気軽にお問い合わせください。

 

カルチスタッフ

 

 

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